ラブラドールの食欲
ラブラドールの食欲って、本当に凄まじくって
「この食欲なら大丈夫」って思わせてくれるんです。
なので意外と「食欲はラブの健康バロメーター」・・・とは言えません。
多少のことなら食欲がねじ伏せるような気がします。
うちだけじゃないと思うのです。
エビスが最後に食べ物を口にしたのは旅立つ24時間前でした。
レバーのパテ(手作り)にアーモンドクロワッサン、そしてポテトチップスを数枚という
「お前はフランスの中学生男子か!」とツッコミたくなりました。イメージですけど。
この時はもう「栄養をつけてほしい」よりも「食欲がある」ことだけを確認したかったので
食べてくれることが嬉しくてしょうがなかった。
「ああ、まだまだ一緒にいれる」幸せと一緒に噛み締めたクロワッサン。
しばらくは辛くて食べれない・・・。
思えば、あの日。
エビスの脾臓の腫瘍が破裂して、危篤状態に陥った日。
あれ?なんか様子がおかしい?と思ったきっかけは、やっぱりラブラドールの
「食への情熱の微妙な変化」でした。
いつもであれば、食洗機を使用する際にエビスが飛んできて、
まだ食べ物のついた食器を舐めようとするんですよ。
これを我が家では「ラブラドールのプレ・ウォッシュ」と呼んでいました。
(お行儀悪くてすみません)
それがこの日、食洗機を開けても冷蔵庫を開けても飛んでこないエビス。
もうこの時点で嫌な予感でいっぱいです。
その嫌な予感をかき消そうと、散歩に誘ったけどもスピードが遅いエビス。
お腹の微妙な膨れが決定打となり、この直後に獣医さんに駆け込むことになります。
その後、獣医さんにて「余命12時間」を言い渡されるも、にわかに納得できません。
だってエビス立ってるし。オヤツだって食べるし。帰ったらゴハンだって食べるに違いないんだから!
・・・と意気込んで帰宅するも、その夜、エビスが初めてゴハンを残しました。
同時に悪夢が現実であることを知るのです。
「内臓血管肉腫、お腹の膨れは内出血からくるものです。」
結局「余命12時間」を乗り越え、それから最後の1日を除く17日間。
エビスのくれたエクストラ・タイム。
美味しいものを残さずいっぱい食べてくれました。


貧血だったので高野豆腐とかパセリとか赤身のお肉とかたくさん。
ラブラドールだもんなあ。
美味しいもの、できるだけいっぱい食べたい!って生まれてきたよね。
いや、美味しくないものも、いっぱい食べたい!が正解かな(笑)。
本当にいっぱい食べました。

「絶望の12時間」を「幸せな18日間」に伸ばしてくれたのは
食べ物のおかげは大きいと思っています。
最後まで飲んでる薬もなく、腫瘍が暴れ始めた後も力強く過ごせたのは
それまでのエビスの体力があったからこそだと思いたい。
”You are what you eat”

エビスの体を作ってくれた食べ物に改めて感謝。
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