エビスからの贈り物
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たくさんのメッセージ、本当にありがとうございます。
エビスがいつかいなくなってしまう日。
その日が来たらわたしはどうなるんだろう?
考えたこともなかった、というと嘘になります。
クロエちゃんのときに、身体がちぎれそうなほど苦しかったので
エビスまでもいなくなってしまったら・・・
と、闇の向こう側を覗くことが恐ろしかったものです。
大丈夫でいられるわけがないだろう、と
想像することさえ怖くて頭の中で避けていた話題でした。
ところが、思ってたよりもずっと早くやって来た「その日」。
全国各地に洪水の被害をもたらす嵐の週だった羊の国。
「晴れ予報」が出た日から、ずっと「日曜日は外でピクニックね」
という約束を交わしていたのでした。
そしてそれを果たしてくれたエビス。
一日の大半を、太陽の光のもとで過ごした日。
エビスの息遣いも穏やかで、幸せにたっぷり浸かった後
4時くらいになったので部屋に入りました。
エビスが自分のそばから離れて欲しくないというので、
ずっと腕の中に抱いて、エビスの視界の中にいました。
瞬き一つせず、優しい表情でじいいっと見つめてくるエビスに
わたしは心から笑みを浮かべて、「ありがとうね」と「愛してるよ」を
繰り返し繰り返し語りかけることができました。
2時間くらい経った頃でしょうか。
エビスの瞳の奥から、エビスが少しずついなくなり始めます。
心臓の鼓動も呼吸も感じていたけども、それは身体機能が持続してるだけで
エビスがフェイドアウトしていくのがわかりました。
わたしは何度も「エビス愛してるからね!」と叫び、
遠くに行こうとするエビスに最後の自分の声を届け、訪れた静寂。
7月23日の6時46分。
5分くらい泣き叫んだでしょうか。
自分でもびっくりするほど、それ以降
涙はほとんど出ていません。
驚くほど心は平和を保っています。
クロエちゃんのときは、体の一部が、心の中心がえぐり取られたかのようだったのに
今回のエビスの旅立ちの後は、「満たされた」感覚でいっぱいです。
エビスがわたしに18日間という心の準備期間をくれたからなのか
エビスの犬生が素晴らしいものであった確信があるからなのか
エビスのたどり着く先にはクロエちゃんがいるからなのか
限りなく届く皆様からのメッセージに支えられているからなのか
理由はわかりません。
全部かもしれないし、どれか一つなのかもしれない。
マカロンさんは
「満たされたココロはエビスが君に与えた生涯最大のギフト」
とおっしゃいます。
「母ちゃんが苦しまないように」
「母ちゃんがずっと笑顔でいれますように」
「大好きな母ちゃんへの贈り物だったんだよ」と。
ずっとエビスのことを守って来たつもりだったのに
最後は全力でわたしのココロを守ってくれた。
エビスのエビスらしい、最高の贈り物。
ありがとうね。
でも、エビスからもらった最高の贈り物はね、
実はね
エビスと出会ったことなんだよ。
形容のしようがないほどの、完璧な13年と8ヶ月をありがとう。
エビスがくれた贈り物のおかげで
今、浮かんでくるのはこんな幸せな光景ばかりです。

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