部屋の中のクロエちゃんの面影と向き合うのはだいぶ慣れてきましたが
PCをオンにすると、いまだに心臓がばくばくします。
オンライン上にもいーっぱいクロエちゃんの面影。
さて、少しずつ外に出るようになって、人とも話すようになり
「エビスくんはどうしてる?大丈夫?」
と、必ず聞かれるのですがとても普段通りのエビスです。
偉大な姉、クロエちゃんのおかげで。
クロエちゃんは確実に自分の旅立ちを予感していて
今年になったあたりからだったかな。
エビスとの距離をとりはじめていました。
それもきっと、地道な作業の積み重ねだったのだと思います。
わたしも「今、振り返ってみれば」という気付き方でしたから。
いつもくっついていたわけじゃないけど、常に近くにいた姉弟だったのに。
次第にエビスの中のクロエちゃんの存在が薄れていくのがわかりました。
頭の中で否定していたのか、ブログに書きはしなかったけど。

最近のエビスはじっとクロエちゃんのことを見るだけで、近づこうとはしなかった。
以前だったら再会にはしゃぎまくっていたのに。
部屋にいるときはクロエちゃんはエビスから一番遠いところで。
クロエちゃんがPCの部屋にいるとエビスは出て行くように。
ソロのお散歩に出ても、もうクロエちゃんの姿を探すことは無く
帰ってきても「ただいま」を言いにいくことは無く
ここ数カ月の写真を見ても一緒に写っていることはほとんどありません。
たまのツーショット姿を「まあ、珍しい」と思いながら撮ってたなあ。
たった6か月前までは、クロエ姉ちゃんが視界にいないと
挙動不審・・・とまではいかないまでも
落ち着くことが出来ないエビスだったのに。
クロエちゃんが吐いたり、具合が悪くなったりすると
体をぎゅっと丸めて全身で姉ちゃんを想って緊張したり
たまらなくて外に出て行って隅っこでうずくまっていたエビス。
いつか「その日」が来たら、エビスは一体どうするんだろう。
そう思ったのは私だけじゃなかった。

クロエちゃんの旅立った日の午後、三人で看ていたんです。
何度目かの「さよなら」を告げられたとき覚悟をきめて
みんなに部屋から出て行ってもらうようお願いしました。
エビスを連れて。
直後にその時が訪れて、たくさん取り乱した後の静寂。
二人がエビスを連れて部屋に戻ってきてくれました。
私が感情的になっていたせいか、エビスはいつもよりもはしゃいで
笑わせようとしてくれた。
ぴょんぴょん飛び跳ねて、クロエちゃんの顔を踏みそうになり
その場にいた三人が思わず「踏むな―!!」と大声を出して
全員泣きながらでしたが笑ってしまった。
クロエちゃん、本当にお見事。
知ってると思うけどエビスはあれからずっと普段通りでね。
助かってます。
ありがとね。
辛かったね。
エビスへのさよなら。

最後まで、面倒をみてくれて
本当にありがとう。

エビスからも
姉ちゃん、サンキュウ。
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